香港マイルとモーリス

12/17
こんにちは、スーパー未勝利です。
拙文であるかとは思いますし、以下の文章からはあえて【で・ある】体にしていますが、別に上からモノを言っている訳ではございませんので、どうか寛大な心で読み進めて頂ければと思っております。それでは、よろしくお願い致します。
 
 
先週、12/13(日)に香港国際競争が行われ、今年も日本からは多数の競走馬が参加した。
まず、香港スプリントには以下の日本馬が出走した。
・サクラゴスペル Z・パートン
・ストレイトガール 戸崎圭太
・ミッキーアイル 浜中俊
次に、香港マイルには以下の日本馬が出走した。
・ダノンプラチナ 蛯名正義
・フィエロ M・デムーロ
・モーリス R・ムーア
最後に、香港カップには以下の日本馬が出走した。
・エイシンヒカリ 武豊
・サトノアラジン J・マクドナルド
・ステファノス 戸崎圭太
・ヌーヴォレコルト R・ムーア
 
結果としては、香港スプリントでは日本馬は良い結果を得ることはできなかったが、
香港マイルでは、モーリスが優勝。
香港カップでは、エイシンヒカリが優勝、ヌーヴォレコルトが2着と日本馬でのワンツーを果たした。
 
上記の結果から、今回は日本馬が活躍した、香港マイルと香港カップについてのコラムを書きたいところだが、2レースともについて書いてしまうと、膨大な量になってしまうので、今回は個人的に特にインパクトが強かった香港マイルについてのみ書いていきたいと思う。
また機会があれば、次回は香港カップについての展望も書きたいと思う。
 
◇香港マイル
香港マイルは今年で第25回を数えたかが、過去日本馬は30頭挑戦し、【2-1-4-23】という結果だった。
過去2度日本馬は優勝していて、それは、第11回(2001年)のエイシンプレストンと第15回(2005年)のハットトリックだった。
※第1回~第8回までは芝1400mで施行されていた。
つまり、今年モーリスは10年振りに香港マイル日本馬の優勝に貢献したのだ。
そこで、今までの日本馬の好走馬における共通点は何なのか調べてみたところ、何点か浮かび上がってきた。
1 マイルCSを単勝オッズ一桁台で迎え、かつ連対経験のあった馬が好成績を残している!
→日本国内でも実力が認められ、かつ結果も出しているという、言わば活躍して当たり前の条件。なのだが、この条件に該当する馬が、この香港マイルという舞台でもしっかり結果を出せているということは、日本馬の一流マイラーは十分世界レベルにも達しているということになる。ちなみに、この条件に該当する馬では、過去の優勝馬2頭に加え、昨年3着に好走した、グランプリボス、今年のモーリスも含まれる。
2 中山マイルでの好走経験がこの舞台ではモノを言う!
→シャティン競馬場の芝コースには下り坂はあるが、ほぼ平坦コース。しかし、好走馬には中山マイルでの好走経験があった。第11回優勝のエイシンプレストンは朝日杯3歳S(GⅠ)や、NZT4歳S(GⅡ)での優勝経験があり、昨年3着に好走したグランプリボスにも朝日杯FS(GⅠ)での優勝経験があった。また、今年の優勝馬モーリスにもダービー卿CT(GⅢ)での強烈な優勝があった。ちなみに第13回香港マイルで3着に好走したローエングリンは中山マイルではないが、中山記念で2度の優勝経験があった。このデータが意味するのは、シャティン競馬場の芝コース自体は平坦かもしれないが、使われている芝が日本で使われている芝より力の要る芝ということだろう。
【番外編】
1 血統的にはダンジグ系、ロベルト系が他を圧倒!
過去10年の優勝馬のうち、父か母父にダンジグ系の血を持っていた馬は4頭、うち第21回の優勝馬エイブルワンは父も母父もダンジグ系だった。第17回~第19回まで3連覇を達成したグッドババは父がロベルト系だった。これらのことを踏まえると、この香港マイルという舞台ではダンジグ系・ロベルト系の血を持つ馬が良いのではないかということになる。そして、そのダンジグ系・ロベルト系は日本の芝では、中山や阪神といった坂のあるコースでの実績が光っている。このような血統的観点から調べると、先ほど上の②でも説明した中山マイルでの好走経験がこの舞台で活きるというデータともその見解ともリンクする。
ちなみに今年優勝したモーリスは父がスクリーンヒーローでスクリーンヒーローの父はグラスワンダーなので、もちろんロベルト系ということになる。
 
上記のデータを総括してみると、全てのデータにモーリスは当てはまっていて、言わばデータ的には活躍して当然だったといえる。もちろん、モーリスのそもそもの競争能力の高さも相まってではあるが。
 
今後は、モーリスに関しては、血統的背景も含め、是非ヨーロッパへの長期遠征を敢行し、世界の超一流マイラーと対峙していってほしい。血統的にも能力的にも通用しても驚けないと思う。また、海外遠征をし、成功を収めることができれば、スクリーンヒーローの種牡馬としての価値も上がり、ひいては日本馬の価値も今以上に上がるに違いない。少々大袈裟に聞こえるかもしれないが、モーリスは今後のJRAの世界的地位を担っていると言っても過言ではない。私はそう思う。
そして、今後の日本馬における香港マイルへの挑戦に関しては、日本でのマイルでの実績はもちろん、それ以外にも血統的背景・日本でのコース適性なども見極めた上で、挑戦してほしい。そうすれば、香港マイルを制覇できる確率は上がると思う。
 
以上

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